冬場の窓ガラスや壁に発生する「結露」。見た目が不快なだけでなく、放置するとカビやダニの発生、さらには建物の構造体を傷める原因にもなる厄介な存在です。そんな結露対策として、古くから日本の住まいに用いられてきた伝統素材「しっくい(漆喰)」が注目を集めています。
しっくいが結露防止に効果的な理由として、しっくいの主成分である消石灰は、微細な孔(穴)が無数に空いた多孔質構造をしています。室内の湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは蓄えた水分を放出する「呼吸する壁」として機能するため、結露の発生を強力に抑えます。また、高湿度な環境はカビの大好物ですが、しっくいは強いアルカリ性を保つ性質があります。そのため、結露が起きやすい場所でもカビの発生や繁殖を自然の力で抑制してくれます。そして、自然素材100%のしっくいは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解する効果もあり、室内空気を常にクリーンに保ちます。
リビング全体の塗り替えはもちろん、結露が気になる寝室や北側の部屋、洗面所などのアクセントウォールとして取り入れるだけでも高い調湿効果を実感できます。
結露に悩まされない快適で健康的な住まいづくりのために、自然の知恵が詰まった「しっくい壁」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
